Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

プラトンにムカついた、すべての人へ

人差し指である。くれぐれも間違えないように。

やはりネットにおいて他人の意見は聞くべきではないのか

ネットの海に溺れながら生活する現代人。そこで出会う人たちも大体は溺れているか漂流している。たまに大局に立って陸地から我々を見下ろす人たちもいるがこれは僅かだろう。 そんなネットの波に翻弄され続けながらも我々は同じ漂流者とコミュニケーションを…

イミテーションゲーム 唯物論への入り口

今回の記事は視聴直後の感想書きなぐり、というスタンスを取る。正確に調べる必要がある情報や概念についても触れるので、見解がふわふわしていたり、論理の導く先が間違っているかもしれないが、そこはご勘弁を。

哲学の歴史を追う2 無限への道

前回は哲学の発生という原初的なテーマを見ていきました。文字の発生によって生まれた自我が知的好奇心を宿す。それが哲学の発生でした。 今回はテンポよくミレトス学派の自然哲学者たちを見ていきましょう。彼らはミレトス学派とは別の分類であるイオニア学…

雑談 哲学が嫌われる理由

テスト勉強期間に入るとテストに関連していない物事への関心や集中力が高まるという経験を誰もがしたことがあると思う。 これは経験に基づく理論なんですがテストに関連しない物事への関心だけでなく実際に「能力」も高まっている気がする。 僕はよくオンラ…

議論しない際に気をつけるべきこと 議論と発表の違い

人と議論をするときに気をつけるべきことは多くある。感情的になってはいけないとか、相手の意見を聞くとかそういったことである。

「AIに人権を与えるべきか」という問題の判断基準を探る ドラえもんに見る「人権」

近い将来、私たちの生活の周りには今よりも随分高度なAIにあふれていると予想されます。「高品質」と表現しなかったのもしかしたら彼らに私たちと同じもしくは、それ以下の、もしくは最低限?の人権が与えられているかもしれないからです。

哲学の歴史を追う 神話知と哲学知 哲学の起源

現在進行形で学んでいる哲学史をキリのよい個所まで短くまとめて記事にしてみようと思います。説明を端折っている部分が殆どなので、もっと詳しく知りたい方は哲学の歴史(中央公論新社)シリーズを参照してください。また用語は岩波哲学・思想辞典を参照して…

あけました

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。この細々としたブログもみてくれている、みなさんがあって成り立つものであります。 ですので今年もよろしくお願いします。昨年見てくれた方は本当にありがとうございました。 さて今年の思索の方向です…

真理と習慣の構造の類似性 てか同じ?

AならばB(例:火ならば熱い)が成立する根拠とは即ち積み重なった習慣である。 100回火に手を近づけて熱いことを確認したとしても101回目には冷たく感じる可能性があることを否定できない。 しかしこの共通認識(習慣)を共有して私たちの生活、存在は成り立って…

東洋哲学的理念 を打ち砕くカサ盗難 を打ち砕く相合傘 とプラグマティズム

先日、アメリカの大学で大きな人気を博した「東洋哲学」の講義を書籍化したものを読んだ。「人生が変わる東洋哲学」とかいうタイトル通り自己啓発本的な内容だったが中々に楽しめた。

最近考えたこと メモ帳 2

・この世は正しいものだけが正しいわけではない 仮に唯物論が理論的に何の反論の余地もなく万人がそれに納得するとする。しかし日常生活の言説にはその思考方法、原理が適用されることはない。 それはどんなに理論的に正しい物があっても我々はそれを本能的…

僕たちは今「不自然状態」にいるのか?

自然状態は、政治哲学上の用語としては、政治体を構成しないバラバラの人間達が生むであろう、人間間の様子である。 自然状態とは国家の権威を神様に授けられたと理論的に根拠づける「王権神授説」を引きずり降ろす為に使われた概念である。つまり国家の権力…

「誕生日おめでとう」に対する違和感 人間の記号化

友人の誕生日が来るたびに「誕生日おめでとう」、先輩には「お誕生日おめでとうございます」、ネコには「にゃにゃにゃにゃにゃ〜❤︎」。呪文のように繰り返している自分に気がついた時、それに付随してある違和感にも気がついた。 「別にその日、それ自体を祝…

哲学的思考との折り合い

哲学的思考を突き詰めると僕らはとんでもない結論にたどり着く。 「僕らは何も知り得ない」 「僕らは存在するのか、同じ色を赤と認識できているのか、自由意志はあるのか、そして真理はあるのか」 いずれも全て知り得ない。 そんな不毛な状態で我々は日常生…

最近考えたこと メモ帳

・胃の調子が悪いと体の調子が悪くなるのと同様に、心持が悪いと体の調子が悪くなるのは当然といえる。 心身二元論の否定。唯物論への傾倒。 ・1つのものに1つの真理しか存在しないという発想の否定。「もの」は複数の何かで構成されており決して単一のもの…

マークトウェイン 機械論的人間観

「トムソーヤの冒険」で知られる楽観主義のアメリカ人作家マークトウェインは晩年にとんでもない作品を執筆する。 「人間とは何か?」である。 その中でマークトウェインは老人と青年の対話という形で人間をこう定義づける。 「人間とは自身の幸福をただただ…

科学が正しいとは限らないという屁理屈に見える理屈

「科学は本当に正しいのだろうか?」 こんな素朴なようで私たちの生活を根本から覆してしまいそうな疑問がある。普通ならば「お前何言ってんの?」と一蹴してそこで終わりそうなものである。今回のテーマはそんな「我々はいかに科学を信じているのか」という…

人間と機械は何が違うの?自由意志の危機と再確立への展望

哲学を語るうえで知識どころか前提の理解も十分にできていない、ということは今までの記事にて確認できてしまうと思います。しかし積年のブログ人生によって培われた「書きたい、論じたい欲」というのは赤子のオギャアのように抑えきれず出てきてしまうわけ…

いま世界の哲学者が考えていること 感想

偉大な哲学者が探求した思想を追うのも良いですが、その上に積み重ねられて成り立っている現代の哲学はさらに凄いんだろうな、知りたいなと思い、読み始めました。 しかしこの本のテーマは「今を生きる時代を分析し先の世界を創造する」という、いわば真理の…

Reゼロ 25話通しての感想

久しぶりにアニメの感想を書かせていただきます。そのアニメとは最近話題となっていた「Re:ゼロから始める異世界生活」です。

死ぬほど気楽に読む「パンセ」 酒と真理

「人間は考える葦である」こんな名言を聞いたことはないでしょうか?そう今、人気爆発中の哲学者「パスカル」の名著『パンセ』での言葉です。 人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。 彼をおしつぶす…

プレゼントしたい本というテーマのセンスの良さ

今週のお題「プレゼントしたい本」 あまりにも文章を書くという作業から離れていたためリハビリがてら「今週のお題」を使って文を綴らせていただきます。

独裁主義は死なない 映画「The Wave」 A=B、B=CならばA=?

起 高校教師ベンガーは冴えない中年男。周りの教師と比べ学がなく自分がやりたかった「無政府主義」もインテリ教師に取られてしまう。残り物の授業「独裁主義」を仕方なくやることになった。ベンガーは生徒たちに聞く 「独裁制はもうないと思うか?」 生徒た…

デーブスペクターは悪くないがRTオンリーは絶対悪だ

まずはこの阿保のツイートを見てもらいたい。 選挙終わってから候補や政党や支援団体のことを特番で見せられてもどうしろと言うんですか? 遅いだろう!全く役に立たない。メディアが公職選挙法の改正を大優先にしないなら開票特番やめて全部アニメでいいで…

「なんで政治家すぐやってしまうん?」

普段政治家が何かやらかしても心底どうでもいいと思う僕だが今回の舛添氏については違った。

アメリカンビューティ 視聴直後の書き殴り

名高いアメリカンビューティーを視聴しました。 書きなぐりなので順番などめちゃくちゃになっている可能性が大いにありますがご勘弁を。

愚痴に対する愚痴は正しく行えるのか

「上司の愚痴がうるさい」と言った時点でその言葉も同様に愚痴になる。 愚痴に関する愚痴は愚痴に関する愚痴に関する愚痴を生む。このように無限に繋がっていく。 と見せかけて実はその愚痴は聞かされる当人にとってはただの単体の愚痴なので当人がどう処理…

アドラー フロイトに学ぶ実生活に有効(かもしれない)な思考方法 性的倒錯の形成、恋愛の定義

前回のアドラーの主張を楽しまれたでしょうか。人生の糧となったでしょうか。自己を肯定することの大切さを理解したでしょうか。 大いに結構です。しかし今回はそのアドラーと喧嘩別れした精神分析の始祖フロイトの「精神分析入門」について考えていきます。…

化物語とアドラー心理学

元来の哲学書に用いられる対話形式をとってアドラー心理学を説明した「嫌われる勇気」を読破したと声高に主張します。 ちなみにこの本の手触りは本当に素晴らしい。もう快適すぎてインテリア家具にジャンルわけしたいくらいです。すべすべ。 まあ、そんなこ…