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太田むん、Boys Like Girls、ひがしやしき。
ゲームはこっち↓
太田むん
太田むんとは「いはゅ」さんが作り出したキャラクター。
太田 むん18歳の大学生
一人称/ むん 私
趣味/キノコ探し
誕生日は秋分の日の乙女座AB型
身長は170センチ
出身は福岡県
大学に通いながらも歌やモデルとマルチに活躍するタレントです。
ー太田むんのことを知ろう!より
性別は男性で肋骨と喉仏を手術で取り除いてる。いはゅさんは太田むん以外にも多くのキャラクターを同じ世界に登場させており、女装をする社会人根津かもめや、太田むんの恋人(ルートによって違うが)、九理男など魅力的なキャラクターが多数存在する。
恋愛に関する歌詞ってどこか現実味がなくてほぼ理解できたことがないんだけど、Boys Like Girlsという普遍性のかけらも感じないアーティスト名の「Love Drunk」という曲の一節が10年くらい頭の中でリフレインしている。I’ll love you forever, forever is over.改めて文字に起こすといかにも滑稽だ
— ようげ (@Youge2) May 29, 2023
「君を永遠に愛する、でもその永遠は終わったんだ」という一文で生じる矛盾が胸に残る。前半の永遠と後半の永遠はどちらも嘘偽りなく出た真摯な言葉であり、その真摯さが語義の上で矛盾を生むことに苦しさを感じる。倫理学で結果が大事なのか、善意が大事なのか、という話にも似ている。
— ようげ (@Youge2) May 29, 2023
そしておもむろにBoys Like GirlsのYoutubeページに飛んでみると、なんと11年ぶりの新曲が10日前に投稿されているではないか。大学の講義をさぼって中古CDを漁っていた時に出会ってから実に8年くらいの時間が経っていた。
「I used to be love drunk, but now I'm hung over」「Just wanna say I miss you」と縋りつくように歌っていた彼らがイケオジになっていた。PVも暴力と血でまみれており一見彼らは男らしいおじさんになってしまったかのように見える。
だがPVをよく見ると彼らは暴力を「受けて」いるのであり、歌詞も「人間は所詮血液と砂糖だ」という諦念はありつつも、女の子にはしっかり振られており(しかも想像の中で)情けなさはまだまだ引きずっているようだ。相変わらずメロディーセンスは抜群でこれらから発表されるアルバムが楽しみだ。
ひがしやしき
ここ一年くらい聴いているアーティスト。Apple Musicのランダムで偶然流れてきた。ジャンルすらよくわからない。
オタクっぽい声で2000年代オタクみたいな歌詞を淡々と歌う彼の曲で何度泣いたかわからない。オタクの切実さが何の装飾もなく歌われている姿に聞くたびに心動かされる。
オタクの感傷って文章化されにくいジャンルなんだと思う。主役は作品にあるのであって、それらを消費する主体たるオタクは二次的なものであるというイメージがある。それはオタクが生産者に転身する二次創作においても変わらなくてどこまでもオリジナルになれない主体だ。そういった構造をぶち壊してオタクの感傷を主役として提示したのが自分の中では「ひがしやしき」なんだと思う。ありがとう、大好きだ