「科学は本当に正しいのだろうか?」
こんな素朴なようで私たちの生活を根本から覆してしまいそうな疑問がある。普通ならば「お前何言ってんの?」と一蹴してそこで終わりそうなものである。今回のテーマはそんな「我々はいかに科学を信じているのか」というものである。
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こんな素朴なようで私たちの生活を根本から覆してしまいそうな疑問がある。普通ならば「お前何言ってんの?」と一蹴してそこで終わりそうなものである。今回のテーマはそんな「我々はいかに科学を信じているのか」というものである。
続きを読む哲学を語るうえで知識どころか前提の理解も十分にできていない、ということは今までの記事にて確認できてしまうと思います。
しかし積年のブログ人生によって培われた「書きたい、論じたい欲」というのは赤子のオギャアのように抑えきれず出てきてしまうわけです。「間違ってるかも、批判されるかもという恐怖」にも何食わぬ顔で打ち勝ってしまう自分の厚顔無恥さに呆れるとともに「やるからには成長したい」という当然の欲求もあります。
そこで今更の自己紹介という意味も併せて自分の関心がある哲学的分野の問題とそれに対する立場を表明させていただきたいと思います。つまりこのブログ全体に「恐縮ですう…」「個人的には…」という大変謙虚な文脈を付加させるとともに自身の方向性を明文化することで知の成長を促すという大変高貴で有意義な記事を書きます。
そりゃあ「昨日の自分は今の自分ではないし明日の自分についても同じ」でありますから関心や立場はコロコロと変わることは前提としたいと思います。そのときは今記事を更新するなり「僕の関心と立場 〇月号」なる記事を書いたりしたいと思っています。
では以下より本題
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偉大な哲学者が探求した思想を追うのも良いですが、その上に積み重ねられて成り立っている現代の哲学はさらに凄いんだろうな、知りたいなと思い、読み始めました。
しかしこの本のテーマは「今を生きる時代を分析し先の世界を創造する」という、いわば真理の探究を放っておく態度の上にあります。「資本主義」や「BT・IT革命」など最先端の技術や仕組みをテーマに置き、それらに対する現代の哲学者の考えを紹介する本となっています。
「もはや真理などニーチェによって殺されている」と言わんばかりの展開に涙です。斬新で興味深い意見が多い一方でまだ発展途上な考え方も少なくありません。しかし「最先端の思想が知れる」という点で非常に面白いです。
久しぶりにアニメの感想を書かせていただきます。
そのアニメとは最近話題となっていた「Re:ゼロから始める異世界生活」です。
「人間は考える葦である」こんな名言を聞いたことはないでしょうか?そう今、人気爆発中の哲学者「パスカル」の名著『パンセ』での言葉です。
続きを読む人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。
彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。
だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺すものより尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ねることと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。
だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければならないのであって、われわれが満たすことのできない空間や時間からではない。だから、よく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。
起
高校教師ベンガーは冴えない中年男。周りの教師と比べ学がなく自分がやりたかった「無政府主義」もインテリ教師に取られてしまう。残り物の授業「独裁主義」を仕方なくやることになった。ベンガーは生徒たちに聞く
「独裁制はもうないと思うか?」
生徒たちは当然といった顔で独裁制の絶滅を主張する。そうここはドイツの学校。全員がナチの実態を、危険性を、そして末路を知っている。独裁制の例を聞いても面を伏せる程には刷り込まれている。
「独裁制には指導者が必要だ」「この実習ではだれがやる?」
「先生だろ」
「評決を取るぞ」「では俺という事でいいな?」「指導者には敬意をもて。今週は俺をベンガー様と呼べ」
「何様だよ」「みんなで決めたことだろ」
5日間の実習が始まる
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