Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

化物語の混沌はEDで初めてとどまることを知った

というのも作中では背景やら演出やらキャラクターやら、彼らはそれはもう自由に制約など、まるで感じさせないように振る舞う。(実際は混沌とした状況というのを統一しているのでそうでもないのだが)

しかしEDとなるとそれらは一変。曲の歌詞は驚くほど普通で常識的であるし極め付けはスタッフロールが流れる。(当然だが)

この意味を少し考えると笑えてくる。さっきまで混沌としすぎた故にむしろ現実味を帯びていた(存在し得るんじゃないかと思わせる)魅力的な世界を構成していたのがただの人間で、その人間の名前が行儀よく流れていくのだから、現実に引き戻されることは必至である。

故に作品を視聴する以前から知っていたエンディング曲には現実に引き戻してしまう作用の基にむしろ魅力を感じなくなってしまった。一応言っておくがまだ3話までしか(1回ずつしか)視聴していないので異論は多数あって然るべきだと思う。同時に瞬間の感想というのも大事だと思う。