Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

車が嫌い

車の運転は別に嫌いじゃないし、むしろ楽しいものだと思う。知らない景色が見えた時の感覚はゲームにおいて新たなステージを目の前にした瞬間に似て新鮮で気持ちの良いものだ。

だが車よ。お前の存在自体が気に入らない。ちょっとアクセルを踏むだけで人間の身体の構造上およそ不可能なスピードを簡単に出すことができる。これはまさしく劣等感。

車に、単なる道具に劣等感を覚えるなんて頭がおかしいと思うだろうか?しかし自分が車を嫌う所以はそれだけではない。

自分は車に初めて公道で乗りその力を実感した時に「車に」支配されているとハッキリ感じた。

その瞬間、凄まじい悪寒が体を走り車を普遍的な嫌われ者「ゴキブリ」のように嫌悪した。例えて言うなら宇宙から現れた我々より優れた宇宙人に人類が支配されたような、そんな感じ。

車をスクラップにする仕事に就けたら幸せだろうなと思った。