ggrksは本当に正論なのか
ggrks(ググれカス)というネットスラングがある。これはわざわざ聞くよりも目の前にある機械(PCあるいは携帯電話、タブレット等)で自分で調べろ、という怒りをユーモアに描いたものだ。
実際に使ってみるとその対象への怒りをほんの少し沈静化する優れたものだ。
しかし、その発想は果たして正しいのだろうか。インターネットを通すという行為によって「人に聞く」という行動の評価を誤っているのでは無いだろうか?
あなたが現実の世界で人に質問をするときにあなたは「情報を得ること」のみを目的とするだろうか?答えはNoだ。他にもたくさんあるはずだ。「そこから話がしたい」「お近づきになりたい」あるいは「単に暇を潰したい」。
ggrksはこれらの多様性を一切否定する無常で機械的な反応なのだ。しかしggrksを一方的に否定するつもりは無い。だってなんでも聞いてくる輩がいればやっぱり邪魔だし否定もしたくなる。
ただ分かってほしいことはggrksと言われる対象は頭が弱いのではなく、コミュニケーションを求めているということだ。