風呂にスマートフォンを持ち込まないように
今回の記事は半ば日記のようなジャンルに分類されるので気楽に読んでもらいたい。IQ80以上の風呂に入る動物を対象として書いている。
みなさん(IQ80以上)は風呂に入る際になにかを持ち込むでしょうか?これはタオルやシャンプーといった風呂本来の目的に沿った道具以外を指します。
僕はいつもスマートフォンを持ち込みネットサーフィンをしたり、カラオケ大会を開いたりしています。何気なくやってきたこの行為、比較的に一般的なことだと思うのですが、このことの重大な欠陥を今日発見しました。
たまたま気分でスマホを投げ置き風呂に入りました。浴槽に入りホッと一息つくと目の前の景色に異様な感覚を覚えました。その景色とは何の変哲も無い自分の裸体でした。
何をおかしなことを、と思われるかもしれません。たしかに自分の裸体に違和感を覚えることなど普通はおかしいことです。しかし僕の場合、裸になるシーンは風呂の時くらいで、その風呂の時間はスマホに視界が奪われるので無理もありません。
この本来「見慣れたはずのもの」が「未知のもの」に感じるという現象にとんでもない違和感と得体の知れない恐怖を感じました。
風呂に上がった後は大きな鏡の前で自分の顔、胸、腹、腰を順々に触り肉の付き具合と骨の箇所を確認するという人間の体を乗っ取ったばかりの寄生生物のような動きをしていました。
哲学的な思考をいくら働かせてもその基体は「考える我」であり、これまたその基体は「肉体」です。思考に行き詰まった時には「精神」などという抽象的で存在が不明確な概念よりも先に自分の体を観察してみましょう。そうすれば何か得るところがあるかもしれません、っていうそういう話でしたよね?たぶん