Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

「けいおん!」のあずにゃんに共感した話

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この場面は新入部員として軽音部に入ったあずさが部の方向性に疑問を感じた末にライブハウスにて新たなメンバーを探しに来た時のものである。

あずさの求めていた技術力は確かにそこにあった。しかし、あずさはここで新歓ライブ以上の感動を得られなかったことに戸惑いを覚え泣いちゃう。かわいい。

「なにをオーバーな描写を…」とか「アニメ特有のご都合主義が…」という感想が出てくるのはごもっともだし、これまでの日常系の雰囲気をまとった展開を見ていれば当然だとも思える。

しかしこのライブを聴いて「なんか違うんだよなあ…」という現象は実際に起こりうる。自分も大学のバンドを高校の時の友人のバンドと比べてしまい猛烈な「なんか違う…」感が極まってライブ中に泣いてしまった。

さらに驚くことなかれ。部で唯一真面目である、ゆいくんの「外バンドを組まない理由」、端的に言ってしまえば「雰囲気が好きだから」というのも的を射ている。というのも自分が上の状況の時にどの要素を比べていたかというと技術でもボーカル、選曲でもなく「雰囲気」だったのだ。

あの「けいおん!」がここまで現実の出来事の要素1つ1つに適応するというのは誰が考えられただろうか。とにかく今まで全く感じられなかった現実とのリンク感を演出した「けいおん!」は(少なくとも9話は)素晴らしいと思った。あずにゃん可愛い。