読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

新世紀 エヴァンゲリオン 1話感想 「逃げちゃダメだ」の爆誕。トラウマの犯人は…

アニメ

アマゾン様のプライムビデオになんとあの名作と名高い「新世紀エヴァンゲリオン」が追加されました。

「こりゃあ見るしかない」ということに加え「感想書かないのはもったいない」ということで記事にしてみました。

ちなみに一度だけ視聴済みです。映画は未。

  • セミの声というステレオタイプ 今作の舞台の把握はセミの声によって決定的に印象付けられる。

「ミーンミンミン」

これが流れただけで「ここは夏の日本なんだな」ということがなぜか確信できる。ノスタルジックな「良き日本」が思い浮かべられるのも間違いない。

外国人にもこの感覚が共有できているかは定かではない。

すごいぞセミ。すごいぞ日本人。

  • シンジ君、ミサトさんの登場 この二人の初登場時をよく見るとミサトさんはともかく、シンジ君は我々のイメージの中の彼と少なからずギャップがあるようだ。

初対面であるはずのミサトさんに「かわいい顔して以外と落ち着いてるのね」と言われ「ミサトさんこそ歳の割に子供っぽい人ですね。」というナイスキディングを飛ばすユーモアある少年として描かれる。

しかも自己紹介の際には「笑顔」を浮かべている。失礼だがシンジ君はいつもこの世の終わり、みたいな顔をしているイメージである。

ゲンドウ「久しぶりだな。」 久しぶりなのに名前を呼ばない父親。

シンジ「とうさん…」 結局何も言えず

ゲンドウ「フン…出撃ぃ…」

ミサト「出撃ぃぃ!?0号機は凍結中でしょお?まさか初号機を使うつもりなの?」

りつこ「他に道はないわ」

ミサト「でもレイは、うんたらかんたら〜、まさか!」

りつこ「碇シンジ君、あなたが乗るのよ。」

シンジ「え」

いや視聴者も薄々分かっていたが、いきなり連れてこられてエヴァとかいう意味不明な機械に乗せられるというのは理不尽極まりない。

「せっかく来たのに、こんなの無いよ…!」

このセリフにシンジ君はお父さんとの関係を良好にすることを期待してネルフに来たこと、親の愛を渇望する子の姿が現れていて泣ける。

ここからが酷い。シンジ君をエヴァに載せようと3人は躍起になる。

「他の人間には無理だから」「やり方が分からないのなら説明を受けろ」「乗らないなら帰れ」

「時間がないわ」「(味方だと思っていたミサトさんに目を向けると)乗りなさい。」

もう居た堪れない空気である。「現場からは以上です。」と言ってこの場を離れたくなる。

ここで追い打ち。ミサトさんはシンジ君の目的を見透かしたように彼を諭す。 「なんのためにここに来たの?逃げちゃダメよ。お父さんから、なにより自分から。」

これは「お父さんとの関係修復」イコール「エヴァに乗ること」と勝手に解釈を広げることにとどまらない。

さらに「お父さん」から逃げることを「お父さんとの関係修復から逃げること」に置き換え、イコール「自分から逃げること」への置き換えまでしてしまう。

もう詭弁でしかないが、このミサトさんが何気なく使った「逃げる」というキーワードが最後までシンジ君を苦しめる。

シンジ「分かってるよ!!!でも…できるわけないよ!!!」

いいや、シンジ君。君は自分で分かっていると言ったがそれは卑怯な大人に翻弄され、愚弄されているに過ぎない。

ここで分かっていると言ってしまうあたり、強がりで、物分かりのいい子供らしさが露わになっている。

まあレイの登場によって結局乗ることになるシンジ君。打って変わってこんなコミカルな表情を見せるが、先ほどの罵倒の、詭弁の嵐を思い出して欲しい。

「お前それでも人の親か」ゲンドウ

「合理主義ロボット」りつこ

「裏切りと詭弁の女」ミサト

酷いキャラクターたちだ。

  • 1話終了 そんなこんなで1話はエヴァの出撃を持って終了する。

当時の視聴者はこれを見て何を思ったのだろうか。ありきたりな葛藤に、恐怖に打ち勝ち、勇者となるべく出撃した主人公の今後に思いを馳せたのだろうか。

だが今回のキャラクター達の病的な性格を考えるとそんな事は望めないことが今となっては分かる。

そして次回予告「この次もサービスサービスゥ!」

「?」

そんなにサービスしていただろうか?

していた