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Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

こんな映画誰が見るんだ 「未来世紀ブラジル」

映画
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未来世紀ブラジル』(原題: Brazil )は、1985年公開のSF映画。監督はモンティ・パイソンメンバーのテリー・ギリアムで、情報統制がなされた「20世紀のどこかの国」の暗黒社会を舞台としている。カルト映画として一部の人間の強い支持を受けている。

あらすじ

政府がテロの容疑者「タトル」を「バトル」と間違え誤認逮捕した末に殺してしまう。誤りを認めさせようと奔走する上の階のご近所さんが夢の中に出てくる美女に似ていることに気がついた主人公(クソマザコンコミュ障童貞)は違法行為も何のそのと彼女を消そうとする政府と戦う。

感想

まず初めに僕は今作の監督テリー・ギリアムの「12モンキーズ」を視聴した上で「未来世紀ブラジル」の視聴を決した。

12モンキーズ」は素晴らしかった。世紀末と過去への行き来、主人公のこんがらがった記憶(度々のフラッシュバック)、精神病院。これらは視聴者の脳みそを瀕死状態にまでかき乱しながらもオチできちんと解放したのだ(よかったら見てもらいたい)。

しかし、しかし「未来世紀ブラジル」はどうだろうか。会話ができているのが奇跡に近い登場人物たち、管理社会でありながら感情的な行動、主人公の馬鹿げた夢。これらは完全に視聴者の思考回路をぶち壊し、そして去っていった。正直頭がおかしくなりそうだ。頭痛もする。もう見たく無い。(これだけ乱されたことには凄く価値があると思うので見てよかったと思うが)

それもそのはず、「未来世紀ブラジル」が1985年公開の作品であるのに対して「12モンキーズ」は1995年のものである。つまりテリー・ギリアムは10年の時を経て元々あった「人々を惑わす能力」を良い方向に転換させたのだ。素晴らしい。

しかし「未来世紀ブラジル」はカルトな人気を誇る映画だそうだ。一つ感想を見て回ってみよう。

と、ある程度見て回ってきたのだが面白い事実が色々分かった。今作のラストというのは主人公視点だと普通にバッドエンドなのだが、ここに至るまでにかなりの苦難を経たそうだ。

当時のハリウッドというのは正義(主人公)が負けるなどあってはならないということでラストを配給会社が捻じ曲げようとしたそうだ。

しかしここで自分の作品のテーマを守り抜くために戦ったのが監督のテリーだった。この戦いはかなり派手な様相を見せたこともあってだろう。この作品の評価は一層高いものとなった。カルトには付きもののエピソードだ。また舞台の国は明かされていないものの各国の独裁体制を厳しく非難しているということも大きそうだ。

そう言われると舞台に魅力を感じることには同感だ。まるで星新一の描く吐き気のするほど無機質な未来がそこにはあった。と同時に主人公の奇妙な妄想が同じ場に存在した。やっぱり常人の僕には耐えられなかった。
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こんな感じになる