Re Another Life

アニメや音楽に始まり哲学など

Slave to the Rhythm 逃れられぬ奴隷

突然だがマイケルジャクソンの新曲である(とされている)Slave to the Rhythmを知っているだろうか。ホログラムマイケルが踊るアレだ。

この歌は夫にこき使われボロボロになった妻を描いている。まあ題名にある通りリズムの奴隷なわけで、夫が悪いんじゃなく(いや悪いのだが)夫のこき使いを習慣(リズム)として受け入れてしまった妻を批判的に描いているのではないだろうか。これはDV(家庭内暴力)男へ依存しているといった状況にも当てはまる。

 She works so hard just to make her way
 For a man who just don't appreciate
 And though he takes her love in vain
 Still she could not stop, couldn't break his chains


曲が最も盛り上がり声を張り上げる箇所がここだ。ようするに夫への不満がここでやっと出てきた。その後彼女は家を飛び出し曲中で「こき使われる」といったニュアンスで使われていたdanceを今度は純粋な意味で楽しむ、多くの枷から解放され。しかし結果、彼女は家に帰る、帰らざるを得ないのだ。そこで落胆したかのような曲調で呟かれる。

She's a slave to the rhythm
 She's a slave to the rhythm of
 She's a slave to the rhythm
 A slave to the rhythm of
 The rhythm of love, the rhythm of love